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シニアクラブ松田とは

シニアクラブ松田  活動の必要性

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急速に超高齢化が進む現状社会の中にあって、シニア自身がこれまでに蓄積された知識と経験を活かし、地域づくりの一方の担い手として自らその役割を果たしてゆくことの重要性は、従来に増して高まってきている。
こうした時代の流れの中で、我々シニア層は自らその仲間たちと力を合わせ、自分たちの健康・生甲斐そして連帯感を維持・増進していくと同時に、居住地域の福祉にも積極的な支援・貢献をしてゆかねばならない。

 

シニアクラブ松田活動の理念

合言葉

 「人貧乏するな! させるな!」

1 仲間づくり: 定例会・親睦旅行事業等を通して「仲間の連帯感」を深める
2 健康づくり: 運動・健康予防活動等を通して「健康寿命」を伸ばす
3 生き甲斐づくり: 趣味・文化・レク活動を通して「充実した人生」を送る
4 地域づくり: 社会奉仕活動・世代間交流等を通じて「地域の活性化」に貢献する

 

変えるぜ! 松田の老人クラブ
   ・・・基本的な考え方と要点・・・

平成29年4月1日
「シニアクラブ松田」(旧称:松田町老人クラブ連合会)
    副会長 永高光男 記

はじめに
老人クラブ組織の衰退の流れは、全国的なものと言われ始めてから久しい。
私が住む松田町も、ご多分に漏れず消滅の危機に直面する状態にまで陥った。
このまま放置するわけにもいかず、「再活性化活動」に取り組み、暗中模索の
連続であったが、平成29年度から、新たなやり方で活動を進められる、
実行可能性のある「結論」を得た。
再活性化策の「立案の基礎になった考え方」、「再活性化の要点」を、今後の
クラブ運営に迷いが出ぬよう、私見も交えつつ、記録としてまとめておく。

1. そもそも「老人福祉法」は昭和38年(1963年)に制定された、
半世紀以上も昔の旧い「法」である。
その「法」によれば、
*老人クラブは「地域」を基盤とする高齢者の自主組織である。
*会員は60歳以上。
*組織は活動が円滑に行える程度の「同一小地域に居住する者」で組織する。
*会員の規模は概ね30人以上。  ・・・と定められている。
当然この「老人福祉法」はその当時(昭和38年以前)の社会の実態をベース
に制定されたものであることは、想像に難くない。

然し法制定以後、日本の社会は高度成長期を経て、急速に変化・発展しており、
「老人福祉法」の概念が、現在の社会には適合しなくなってきている。
もはやこの辺りで、根本的に考え直す・見直す時期に来ているように思う。

昭和38年以降、何が変わったか? 老人を取り巻く環境に絞って言うならば:
①平均寿命が大幅に延び、余生は極めて長いものになった。
昭和38年当時は、男子65歳、女子70歳だったものが、現在では81/87歳
となり、平均寿命は、男子16年/女子17年も延びた。
(データによれば、更に指数関数的に伸びてゆくことが予測される。)
②健康寿命も大幅に伸びた。老人とはいえ体力・脳力とも元気な人が多い。
③ご承知の通り、趣味が大幅に多様化した。
④交通手段の進化に伴い、地域の概念が全く違ったものになり、
行動範囲が大幅に広がった。
他が挙げられよう。
往時は老人クラブの会員の年齢の幅は、僅か5/10歳しかなく、会員といえば
殆ど「同年代」で構成され、余生もまた5~10年と、極めて短いものだった。
従って希望する活動内容も、殆ど同質でよく、多様性は不要であった。

それが現在では、会員年齢の幅が、21/27歳と、格段に幅広いものになって、
期待する活動内容が各年齢層間で大幅に異なり、多様性が求められるように
なった。
然し「老人福祉法」が定める「地域別老人クラブ」では、せいぜい数十人規模の
組織となるため、多様化への対応が出来ず、会員減少・高齢化・役員の引き受け
手が現れない等を惹き起こし、「衰退」~「丸ごと消滅」の大きな「原因」に
なっている。
老人福祉法が定める:
*「同一小地域で組織する」では、多様化に対応できない!
地域の概念を、もっと広く捉えての組織運用が必要なのだ。

2. 老人クラブ・・・「老人」:みんなが嫌うこの文字・言葉とお別れしよう!
「老人」という言葉は、超高齢者ですらそう呼ばれるのを好まない。
ましてや、より若い層はその言葉を聞くだけで心を閉ざす。
「松田町老人クラブ連合会」は、その名前を:
  *「シニアクラブ松田」と改称することにした。
名は体を表す=名詮自性(ミョウセンジショウ)だ!
この改称は将来の活動に良い影響を及ぼすことだろう。

3. 老人クラブは「地域別」組織にこだわり続けるのはもう止めよう!
「老人福祉法」によれば、老人クラブ組織は:
*組織は活動が円滑に行える程度の「同一小地域に居住する者」で組織すると
定められており、この型にはまらない組織は「老人クラブ」とは見なされない。
然し私達は、地域別組織にこだわり続けることは止め、町全体を一単位とした
*「活動別」組織による活動を、強化・展開することにした。

老人クラブ組織の編成は、「地域別」だけではなく、「活動別」もあり得る。
(年齢別はムリ)
「活動別」組織の利点は、地域クラブの存在は必ずしも必要なく、個人単位で、
また年齢に応じて、「自分に合った活動だけに選択参加できる」ことである。
加えて地域の枠を超えての活動は、参加人数増・活動の活発化が期待できる。
このやり方は「会員の年齢幅の拡大」へも対応しており、よい選択だと思う。

平成29年度は実績のある活動を中心に、「活動別組織」によるクラブ活動を
展開する。
注)現存の地域別クラブ活動は、そのまま維持・継続する。
平成30年度には、より多くのクラブ活動を企画・展開するつもりである。
「活動別組織」には「欠点」もあるが、それらへの対応は別途考えればよい。

4. 潜在会員の掘り起こしをしよう!
「地域別クラブ」のない地域にも、活動に参加したいと願っているシニア層が
かなりいる筈である。この地域のシニアの方々も活動に参加できるよう、
「シニアクラブ松田」直轄の:
  *「個人会員制度」を導入することにした。
老人福祉法の理念に従うなら、「地域別クラブ」の「再建」~「新規立ち上げ」
を狙うべきではあるが、それは各地域(自治会)に余りにも大きな負担をかける
こと必定であり、差し控える。
何故なら、それはゼロに等しいほどに、実現性に乏しい「仕事」だから・・・。

5. 活動の「必要性」・「理念」を明確に示す「バイブル」があることは
重要だ!
合言葉を: *「人貧乏」するな! させるな! とした。
これを町内のシニア層に浸透させ、ベクトルを合わせた活動を展開してゆく。

令和5年度のシニアクラブ松田組織の変更

令和5年5月11日に開催された「総会」にて以下の事項が承認された。

1. 地域クラブの一つである「仲町屋いこいゆめクラブ」の解散
永年活発な活動を続けてきた仲町屋いこいゆめクラブは、令和5年3月31日を
もって解散することとなった。解散理由は指導者の後継者不足が第一に挙げられる
が、仲町屋では「ふれあい会」の活動も活発であり、この二つの組織の相似性が
シニアクラブとしての存在意義の低下を招いたとみることもできる。
この結果、シニアクラブ松田の地域クラブとしては、城山ゆめクラブ、湯の沢
若葉会の2クラブのみが継続して活動することとなった。

2. 種目別クラブの統合と新形態
従来単位クラブの運営方法は、クラブごとに会長、副会長数名、会計、会計監査
を置き、会の年間計画の作成、実際の運営管理を行うとともに資金管理、決算
処理、総会資料作成等の事務作業を行う等負担が大きいものであった。
特に後継者不足の問題もあり、少数の人間が多重的に指導的役割を兼ねるなど、
楽しめる組織・活動を増やそうというシニアクラブの目標達成に対し大きな障壁
となっていた。
そこで「種目別クラブ」については、単独で運用するよりも1つの単位クラブ
である「種目別クラブ」として合体し、適正な予算管理活動を展開することが
妥当であると判断した。
当面新「種目別クラブ」は「パークゴルフ同好会」、「カーレット同好会」、
「カラオケ同好会」、「映画同好会」、「コーラス同好会」、「健康麻雀同好会」
をその傘下に置き活動を開始するが、近日中に「ボッチャ同好会」も立ち上げる
予定になっている。

シニアクラブ松田  の歴史

松田町老人クラブ活動・改革の経過

昭和59年 1984年 松田町老人クラブ設立
平成12年 2000年 地域クラブ数=11、会員数=665名
平成28年 2016年 地域クラブ数=05、会員数=231名にまで減少
平成29年 2017年 名称を「シニアクラブ松田」と改称
「個人会員制度」導入 および「種目別クラブ活動」(5クラブ)の立ち上げ・試行
平成30年 2018年 地域クラブ数=03、会員数=145名にまで更に減少
 8月「種目別クラブ」も松田町より「単位クラブ」として認可される
令和元年  2019年 4月より新体制にて活動に入る
 会員数=233名に回復
令和5年  2023年 「種目別クラブ」を統合、1つの単位クラブに
令和5年3月31日 仲町屋いこいゆめクラブが解散、地域クラブ数は2つに減少

令和5年度シニアクラブ役員

川田重夫  本部会長       健康麻雀同好会代表
吉田信男  本部副会長 体育部長 コーラス同好会代表
川原右光  本部副会長 文化部長 城山ゆめクラブ会長
原野廣太  本部会計       湯の沢若葉会会長
吉田元治  本部会計監査 種目別クラブ会長 映画同好会代表
八須勲夫  本部会計監査     パークゴルフ同好会代表
夏苅賀史  本部役員       カーレット同好会代表
栗原賢   本部役員       カラオケ同好会代表
佐藤早苗  本部役員       ボッチャ同好会代表
永高光男  本部顧問

現在のシニアクラブ松田の構成図

種目別クラブ

  1.パークゴルフ同好会
  2.カーレット同好会
  3.カラオケ同好会
  4.映画同好会
  5.コーラス同好会
  6.健康麻雀同好会
  7. ボッチャ同好会
  8.健康ハイキング・日帰り旅行
 

地域別クラブ

  1.城山ゆめクラブ
  2.湯の沢若葉会
 

 

「シニアクラブ松田」会則

第1条 本会は「シニアクラブ松田」と称する。
    「事務局」は松田町社会福祉協議会内に置く。
第2条 本会に地域別シニアクラブと種目別クラブを設ける。
第3条 本会は松田町に居住する概ね60歳以上の者で、「シニアクラブ松田」
    に入会した下記1)、2)の会員を以って構成する。
  1)「一般会員」:「地域別シニアクラブ」がある場合、その会員。
  2)「個人会員」:「地域別シニアクラブ」がない場合、
           個人単位で入会する会員。
  3)「種目別クラブ」の会員は、1)、2)の会員の入会者で構成する。
第4条 本会は第3条で定めた「会員」相互の交流の場づくりを通して、
  1. 会員同士の連帯感を深める「仲間づくり」
  2. 健康寿命を延ばす「健康づくり」
  3. 充実した人生をおくるための「生き甲斐づくり」
  4. 地域の活性化に貢献する「地域づくり」
  の実現を目指す。又松田町に居住するシニア層全体の福祉増進を図り、
  貢献する。
第5条 本会は第4条の目的を達成するために、下記の諸事業を行う。
  1. 第3条で定める会員相互間の連絡調整及び育成指導。
  2. 「シニアクラブ活動」全般に対する調査・研究及び育成指導・訓練。
  3. シニア層の福祉に関する施策の検討及び関係団体との連絡・調整。
  4. その他目的達成に必要な諸事業。
第6条 本会に次の理事を置く。
  1. 各地域別クラブの役員(会長、副会長、会計)
  2. 種目別クラブの役員(会長、副会長、会計)
  3. 種目別クラブに属する各同好会の世話人。
  4. 第3条に定める会員の中で会長が推薦した者。
  5. 理事は30名以内とする。
第7条 本会に次の役員を置く。
 (1)会長
 (2)副会長
 (3)会計
 (4)体育部長
 (5)文化部長
 (6)各地域別クラブの会長
 (7)種目別クラブの会長
 (8)種目別クラブに属する各同好会の代表世話人
 (9)会計監査
  1. 会長は理事会において理事の互選により選出する。
  2. 会長以外の役員は、会長が理事より必要人数を指名し
    理事会の承認を得る。
第8条 会長は本会を代表し会務を統括するとともに第11条の役員会、
  理事会並びに総会を招集する。副会長は会長を補佐し、会長に事故ある時は
  その職務を代行する。
  1. 会計は会費等の収支を司り、会計監査は会計の監査を司る。
第9条 役員の任期は2年とし、再任を妨げない。
  1. 補欠により就任した役員の任期は、前任者の残任期間とする。
第10条 本会には役員会の推薦により、若干名の顧問を置くことができる。
第11条 本会は第5条の目的を達成するために、次の諸会議を行う。
  1. 役員会:第7条の役員の構成で各月1回定例会として開催する。
  2. 理事会:必要に応じ開催する。
  3. 総会:毎年決算後2か月以内に開催し、決算報告を行うとともに
    新年度の事業・予算計画等を交付する。
    又総会では、①会の組織・事業に関する重要事項、②役員の選任や
    解任に関する事項、③前年度の決算書類の承認を得る。
    承認は出席者の多数決による。
第12条 本会の経費は、会費・補助金・寄付金、その他を以てあてる。
  1. 会費は役員会において定める。
  2. 本会の会計年度は、毎年4月1日より翌年の3月31日とする。
第13条 この会則の変更は第11条の2で定める「理事会」の審議を得て
  決定する。
第14条 この会則に係わる「細則」は、役員会が起案し、理事会において
  決定する。

附則  この会則は、令和5年6月19日から施行する。